この記事は、
- 新築マンションで見積もりをした内装工事オプション
- ダウンライトやカップボードなど、オプションの見積もり金額
- オプション工事の申し込み期限
- オプション費用の住宅ローン組み込み
について、書いています。
新築マンションにおいて、1番の楽しみは、オプション!
床暖房やダウンライトなど、別料金を支払って自分流にカスタマイズできます。
戸建てとちがって制約はあるものの、ある程度の間取り変更も可能です。
我が家も、いろいろやりたいことがあったので、胸がはずみました!
けれど、オプション工事はタダではありません。
当然のように追加料金が発生します。
「いろいろやりたいことはあるけれど、すんごい高額になってしまったら、どうしよう」
と不安に。
心の準備をするために、オプション工事の金額について、あらかじめネットで調べましたが、全然ヒットせず…
調べることができないまま、手探りで見積もりを出してもらいました。
これからマンションを購入する方で、オプション金額の目安を知りたいという方のために、
今回は、我が家のオプション工事の見積もり額をまとめました。
[box05 title=”この記事はこんな人にオススメ!”]
- マンションを購入した・これからする予定
- 新築マンションのオプション工事の金額が知りたい
- リフォームを考えている
[/box05]
↓オプションを考える前にコンセプトブックを作っておくと、役立ちます↓
内装工事オプションとインテリアオプションのちがい
オプションは、2種類の意味があります。
私のブログでは、
- 内装工事オプション
- インテリアオプション
という2つの言葉でわけて書いています。
専門的に正しいかどうかはわかりませんが、以下のように定義しています。
-
- 内装工事オプション
⇒建築時に同時に工事しなくてはいけないもの
例:間取り、ダウンライト、床暖房、壁紙、カップボードなどの造作家具
-
- インテリアオプション
⇒後から簡単につけられるもの
例:エアコン、家具、カーテンなど
各マンションによって、定義は若干ちがうでしょうが、私のマンションの場合は上のような扱いでした。
私の勝手なイメージでは、
内装工事オプション⇒「工事をともなう変更」
インテリアオプション⇒「後からでも簡単につけられるもの」
と区別しています。
今回は、内装工事のオプションについてです。
[chat face=”niko.png” name=”ぴよ” align=”left” border=”yellow” bg=”none”]カーテンやエアコンなどの、インテリアオプションについては、また後日記事にします[/chat]
内装オプションの期限とスケジュール
内装オプション契約の流れは、以下のとおりに進みます。
- インテリアコーディネーターとの打ち合わせ
- 見積もり依頼
- 見積もりを元に、再度打ち合わせ
- オプション契約書類(変更工事請負契約書)にサイン
- 期限までに現金支払い(住宅ローン組み込みの場合は再度事前審査承認)
オプション変更には、申し込み期限がある
内装オプションは建設と同時に施工するので、申し込み期限があります。
当然ですが、1階から順番に立ち上がっていくので、低い階からどんどん締め切られていきます。
床暖房やカップボードを契約した場合、業者への仕入れ発注&納期があるので、少し余裕をもって期限が設定されているそうです。
ちなみに我が家の場合、自宅階の建設が始まる2ヶ月前が締め切りでした。
ちなみに、床や建具、お風呂のカタチなどを選べる無料セレクトなどの無料サービスにも期限があり、オプションの締め切りと同じです。
(マンションによって、締め切りの余裕は変わってくると思います)
つけたいオプションは、前もってしっかり考えておく
最初にやりたいことをすべて洗い出して、全部見積もりを出してもらうのが効率的なやり方です。
後から
「やっぱりコレも、アレも」
と見積もりを追加していくと、時間がいくらあっても足りません。
出てきた見積もりから、
「これは高すぎるからパス」
「全体的に予算オーバーだから、これを削ろう」
と、引き算をしていくのが賢い方法です。
打ち合わせの時、私の隣のテーブルにいたご家族は、打ち合わせの席になって初めて家族会議を始めていました。
(しかも、やや夫婦ゲンカ気味)
担当のインテリアコーディネーターさんは、イヤな顔ひとつ見せずに対応していましたが、私だったら
「そんなの家でやってこい!」
と内心思っていたことでしょう 笑
最初から自分たちの考えをまとめて、打ち合わせに臨んだ方がいいです。
「なにを望んでいてなにを実現したいのか」、は自分たちにしかわかりません。
マンションのオプションは、好きなメーカーを指定できる?
マンションによってちがうと思います。
「マンションが指定したメーカーしか入れられません!」
というところもあるようです。
我が家の場合、自分の好みのメーカーを選べる部分と、選べない部分が混在していました。
ダウンライト、食洗器、ガスコンロは、好きなメーカー選択可能。
壁紙、床暖房、造作カップボードなどは、決められたメーカーの製品の中で選びました。
つけたいオプションのメーカーにこだわりがあるようでしたら、購入前に営業さんに確認をしてみてください。
マンションのオプション費用は割高
戸建てとちがって、マンションの場合はオプションが割高な場合が多いです。
デベロッパー⇒建設会社⇒オプション発注業者…
のように、間に業者がたくさん入ることによって、中間マージンが発生するからだそうです。
不本意なんですが、こればかりはしかたがありません。
また、戸建ての場合は、自分で調達した備品をつけてもらう「施主支給」ができたりしますが、マンションの場合は、ほぼできません。
値引き交渉も不可能で、完全なる業者の言い値です。
自分たちでネットとかで買って、
「これをつけてください」
ができたら、かなり助かるんですけどね…
内装オプションの見積もり金額
細かい金額で書くと面倒なので、ざっくりとした金額で表記します。
(例:9,800円⇒1万円)
ちなみに、すべて税抜き金額にしています。
(我が家は8%です)
[chat face=”hoho.png” name=”ぴよ” align=”left” border=”yellow” bg=”none”]デベロッパーや地域によって金額は異なると思うので、あくまで参考程度にしてくださいね[/chat]
ガス温水式床暖房
(コントロールパネル込み)LD:約10畳
(LDKの場合は、50万円)
メーカー指定不可:三菱樹脂インフラテック(マット部分)
我が家のオプションで1番高額なのが床暖房です。
給湯器(ノーリツ)は、もともと標準装備されているもので対応可能だったようで、見積もり金額の中には入っていません。
リビングとダイニングの二面切り替えになっています。
ちなみに、キッチンも導入すると、
約50万円!
です。
たかだか2~3畳分追加するだけで13万円も上がるとは、おどろきです。
ダウンライト(リビング)
60w相当2個:56,000円
(調光調色機能付き・拡散型・スイッチ込み)
100w相当4個:106,000円
(調光調色機能付き・拡散型・スイッチ込み)
合計6個で162,000円
メーカー指定可能:パナソニック
ダウンライトは、こちらでメーカーを選ぶことができました。
ちょうどいい個数や明るさがわからなかったので、パナソニックのショールームまで足を運びました。
(その時の様子は、また後日記事にします。)
↓パナソニックのショールームで選んだのがこちらの商品です↓
[box05 title=”型番”]60w相当 :LGB71000LU1
100w相当:LGB71050LU1[/box05]
60w相当を2個
100w相当を4個
の、合計6個です。
スイッチ代(8,500円)をのぞいた、ダウンライトだけの単価を計算してみます。
※60wと100wは、それぞれスイッチをわけました。
60w:(56,000円−8,500円)÷2個=23,750円
100w:(106,000円-8,500円)÷4個=24,375円
ダウンライト1個当たりの定価は、
60wが12,800円
100wが14,800円
※税抜き
単純に考えて、ダウンライト1個あたり+1万円が施工費として上乗せされていることになりますね。
ダウンライト(書斎)
60w相当4個:63,000円
(3色切り替え機能、スイッチ込み)
メーカー指定可能:パナソニック
カチカチっとスイッチを2回押すと、
電球色⇒温白色⇒昼白色
に切り替えられるタイプです。
書斎なので、調光機能は必要ないと判断しました。
型番は、
LGB78000LQ1
です。
ダウンライトはやっぱりお高めですね…。
カップボード
40万円
幅:160cm
メーカー指定不可:タカラスタンダード
モデルルームについていたカップボードが素敵だったので、見積もりを依頼しました。
キッチンカウンターの色とカップボードの面材を合わせられるので、統一感が出ます。
自分の好きなように組み合わせを考えられるのも、いいところ。
↓ちなみに、私がお願いした組み合わせは、こんな感じです↓
食洗機とガスコンログレードアップ
+8万円
メーカー指定可能:三菱
型番:EW-45R2SM ⇒EW-45H1SMガスコンロ
+3万円
メーカー指定可能:ハーマン
型番:DW37Q6WTS6SV(Famiスタンダード)⇒DW37Q6WASKSU(Famiオート)
標準装備でついているものを、メーカーを変えずにグレードアップした場合の見積もり金額です。
グレードアップの場合は、差額分の見積もりになります。
マンションは、全戸数分の設備を一括で仕入れるため、1戸あたりの標準装備品の単価はかなり安いそうです。
そのため、グレードアップすると、高額になりがちです。
トイレの吊戸棚
35,000円
小さな収納から両開き収納へ変更
メーカー指定不可
標準装備の吊戸棚が、めちゃくちゃ小さいかったんです。
「一体ここに何が入るっていうんだい?」
と問いたい。
- トイレットペーパー12ロール
- 掃除用品
- 生理用品
をすべて隠したいので、トイレの背面に大きな吊戸棚の見積もりをお願いしました。
引き渡し後に自分で業者を探して依頼しようとも考えましたが、ネットにでてきた業者の価格と、オプション価格が同じくらいでした。
オプション契約で頼むと、ドアの建具と色を合わせられるというメリットがあります。
開き扉から引き戸へ変更
引き戸(片引き):75,000円
アウトセット引き戸(片引き):45,000円
メーカー指定不可
部屋を有効活用するため、ドアを2ヶ所、開き戸から引き戸に変更したいと考えました。
寝室クローゼットのドアは、アウトセット引き戸です。
アウトセット引き戸とは、簡易的な引き戸です。
大規模な工事をしなくても取り付けができるので、リフォームの時にもよく使われるそう。
玄関ホールを大理石調フローリング
45,000円
ハピアフロア:ホワイトオニキス
施工面積:約4㎡
メーカー指定可能:大建
ダイケンのハピアフロアは、大理石調のフローリングです。
(本物の大理石ではありません)
玄関にエコカラットを考えていたのですが、リクシルに見積もりに行ってすごく高くて断念。
デコボコ部分にホコリがたまりそうで、それもネックでした。
できるだけ掃除は楽にしたいので。
玄関は家の顔なので、少しでも豪華にしたくて、見積もりに入れました。
なぞの書類作成費
45,000円
見積書の最後にひっそり加えられていました 笑
我が家の場合、一部壁をこわして引き戸をつけ、軽微な間取り変更をしています。
おそらく、間取り図の変更にかかる費用だと思います。
建築士さんなどの資格をもった方に、間取りを書き直してもらうのかな?
どの程度の変更でこの書類作成費がかかってくるのかは不明です。
コンセント1個の変更で45,000円もかかったんじゃ、高すぎますよね…
書類作成費用がかかるとは知らなかったので、ちょっと驚きました。
その他細かいもの
表にまとめてみました。
コンセント増設 | 9,500 | |
コンセント増設(アース付き) | 11,000 | |
アクセントクロス | 4,500~8,000 | ※面積による |
壁補強 | 5,500~15,000 | ※面積による |
3路スイッチ追加 | 15,000 | |
ダクトレール(ダイニング) | 10,000 | 長さ150cm |
↓失敗しないコンセントの場所について↓
無料で変更できたもの
- コンセント位置の変更(移設)
- コンセントの高さ変更
- 引っ掛けシーリングの位置変更
- 開き戸の開け方変更(押して開くか、手前にひいて開くか)
- 押入れの高さ変更
- 標準装備のダウンライトの位置変更
これらは無料で変更可能でした。
我が家が契約した内装工事オプション
最後まで悩みに悩んだうえで、
- LD床暖房
- ダウンライト(リビングと書斎)
- コンセント増設4ヶ所
- 開き戸を引き戸へ(引き戸+アウトセット引き戸)
- ダクトレール
- 3路スイッチ追加3カ所
- アクセントクロス4ヶ所
- 壁補強2ヶ所
などを、契約しました。
総額110万円です。
※税抜き
ちなみに、カップボードは断念しました。
40万円は高額です。
綾野やパモウナだったら、もう少し価格が抑えられて機能も充実していますので、そちらを検討することにしました。
オプションの支払いは、現金or住宅ローン組み込み
オプションの支払いは、
- 現金
- 住宅ローンへの組み込み
の2択です。
現金の場合は、オプション契約書のサイン後、1週間をメドに振り込みをしなければいけません。
振り込みが完了して、工事の施工に取り掛かることになります。
オプション費用を住宅ローンに組み込む場合は、もう一度、銀行の事前審査をやり直す必要があります。
事前審査をパスすれば、晴れて工事に着手。
契約書にサインしてしまうと、
「このオプション、やっぱりやめます」
はできないようなので、慎重に!
内装工事オプションは、最初しかできません。
あとからやろうと思うと、大掛かりで高額になります。
予算と相談しながら、満足のいく決断を!